母友達が、
「最近、子どもを怒りすぎちゃって。怒った後、自分を責める毎日なのよねー。」としょんぼりしていました。
そういえば、自分も夏休み前はまったく同じように悩んでいたのに、最近大丈夫だなぁ、なんでだろ?と気になっています。
思い返すと、夏休み中に実家で読んだこちらの本が、抑制剤として効いているのかもしれません。
目次から、好きなところから読んでいるので、全部は読めていませんが、
まず、
「失敗しちゃダメ」が、せっかくの意志をくじく」
というのにガツンときました。
うちの子がまさにそうなんですが、いつも隅っこのほうでじっと気配をうかがっている「ひっこみじあん」の子どもたちは、失敗するのが怖いそう。自分からは何もしないでいれば失敗しないですむのですから。
こんな子どもには、
・「失敗してもいいんだよ」と声をかける
のが、いいのだそうです。
「うまくいかなくても、お母さんはあなたのことが大好き、あなたを応援している、今度はうまくいくといいね」
という親の姿勢が、子どもの力になるそうです。
あーーー、いままでの失敗へのダメ出しが、引っ込みじあんを加速させちゃってたんですね(涙
アドラー心理学に詳しい作者によると、アドラーでは、失敗をむしろ大切な経験ととらえていて、
「身をもって知る」
貴重なチャンスというワケです。
でも、失敗すれば傷つきますよね、小さい子でも。
けれど、小さい頃から上手に失敗を体験することで、子どもは対処能力を育てることができるそうです。
対処能力とは、
「困難を切り抜けるための方法を考え出せて、どうするか決めて、実行して、責任を持つこと」
先行きが見えない激動の時代、成績がいいとか、問題をおこさない…といったことより、
「対処能力があるか」
が、これからの社会を生きていく上での ポイントだそう。こどもの時にどれだけ「失敗を体験させてあげる」かが、子育てに大事なことなんですね。
そのためには、親自身が、
「つまずいたっていい、失敗したっていいと思うこと」
がまず大事なんだそうです。
この本では、子育てのそれぞれのシチュエーションでの、対応の仕方がたくさん書いてあります。私は言葉でなんと言ってあげていいものか、よく悩むのですが、具体的にかける言葉の例が書いてあるので、すぐに使えるのが大変便利です!
子どもに怒りすぎて自己嫌悪になっているママに、ぜひおすすめしたいです。
もうひとつ、参考になった本があるので、次回書きます。