最近、女子力を高めたいなあと思って、Amazonの恋愛本ランキングを徘徊していたところ、47件もレビューがついている本を発見。しかも平均4.7と高評価です。 そりゃあ、通り過ぎるわけにはいかないでしょ!!
最初、片想いの気持ちの納め方を書いているのかなと思ってました。けど、どっこい。読んでみると、いつもだめ男を好きになってしまって恋はするけど愛されない理由をひもとく本でした。それはそれで興味あるーー。
えっ?「すてきな相手と出会ったから」恋をするんじゃないの??
さっそく読みましたよ。で、思わずのけぞってしまった所がこちら。
「あなたはなぜ恋をしてしまうのか?」
という章です。
それは、「すてきな相手と出会ったから」ではない。 「今の自分じゃイヤだ」と無意識に思ったとき、目の前を通りすぎた「あなたを変えてくれそうな人」がすてきに見えて、恋をしてしまうのです。
もーーーーう、びっくりです!
いままで「あの人いいなぁ、惹かれるなぁ」と思っていたのは、相手がすてきなんじゃなくて「自分が変わりたい!」「その人と付き合ったら、わたし変わるんちゃう?」って想像するからだとは!!
この作者は、それを「心の穴」と呼んでいて、心の穴があること自体は否定していない。むしろ、心の穴がみんなそれぞれの魅力を作っているとのこと。
心の穴とは、「こいういう状況だと、こういう気持ちになる。こう行動してしまう」という感情や考え方のクセだそう。心の穴から、その人の生きづらさも魅力も同時に、そこから出ている、という言い方をしています。
自分の「心の穴」がどんなかたちなのかを浮き彫りにするために、恋をしてしまうといってもいいでしょう。 恋の本当の目的は「相手を得る」ことではなく自分を「わかる」ことにあるのです。
てことは、惚れっぽい人っていうのは、「心の穴がより深い」ってことなんや。惚れっぽい人ってなんか魅力的でうらやましーと思っていたけど、そんな深い穴をかかえてるのは生きるのたいへんそう…。
ほんとはわたしも、変わりたいと思ってたのか…
最近みょーーに、「息子のスイミングの先生はマッチョでイケメンだなぁ」とかぼーーっと考えてしまうことがあるのですが、それって「このままの自分じゃイヤだ!」って思ってるってことですよね?
子どもが小学校に行きだして、体力的に手がかからなくなってきたので、「家以外の男子に目が向くようになったのかな?」「それともジャニーズに目がハートになるお年頃にとうとう踏み入れたのかな?」と密かに思っていましたが。
たしかに、子どもの手がかからなくなってくると、いままでしていた仕事をもう一度してみたいとか、子育ての他に達成感をあじわえるコトをしたいなぁという気になっていたかもしれません。その満たされない思いの裏返しが「恋をしてしまう」こととわ!
さいごに
そんなわけで、これから先「このメンズ、わたしのタイプ♡」っとビビビくるときは、
「わたしいま、なにか心に穴があいてるのね?」
「何を変わりたいと思っているんだろう?」
と思わなきゃいけないってことです。 あーー一、自分の一番ほしいものから目をそらさないのも大事だけど、これを知っちゃったら一目惚れも純粋に楽しめなくなるな(苦笑)