有元葉子さんが、数十年もずっと作っているという「豚肉のしょうが焼き」を作りました。
レシピはこの本です。
で、作ってみたところ、今までで一番感動のしょうが焼きになりました。
感動のポイントは、2つあって一つ目は、片栗粉を片面にまぶして、まぶした方を内側にして2つに折りたたむというところです。
なぜ内側にするのかというと、粉をつけて焼くと焦げやすくなるからです。 この片栗粉がなんともいえずとろっとしていい仕事をしてくれます。
もう一つの感動は、「レシピを見なくていい」というところ。
タイトルが「レシピを見ないで作れるようになりましょう」なので、この本は、調味料の分量がほとんど書いていません。
もともと有元さんのレシピがほんとうにおいしいので、それをレシピを見なくて作れるならどんなにいいだろうと思ってこの本を買いました。
そして、レシピを見なくていいというのは、こんなに料理が面倒じゃなくなるものかということです。夕飯作りが軽くなりました。
ちなみに、しょうが焼きの調味料ですが、同じような牛肉と玉ねぎの炒め物の記述に、
目安は、たれの調味料がそれぞれ肉100gに対して小さじ1と覚えておくといいです。
・ごま油、酒、酢 各小1
・にんにくすりおろし 2かけ
・砂糖、こしょう 各少々
と書かれていたので、それを参考にしました。ただ、しょうが焼きは甘みが強い方がが好きなので、すこし増やしました。
醤油は、持っている有元さんの炒め物のレシピが、だいたい大さじ1.5なのでそれぐらいで。 ちなみに本の記述では、
「肉にこれだけからんだらおいしいな」とイメージして自分量で入れていきます。
このアバウトさ、なんだか楽しくないですか?
調味料の配合はプロが書いているレシピどおりに作らないと、おいしくないんじゃないかとずっと思っていました。
おかし作りはよく計量をまちがえちゃいけないと書いてあるのでおかずもそうだと思い込んでいました。
でも、しょうが焼き作ってみたらアバウトでもすごく美味しい。もっと自由でいいんだなぁと改めて気づきました。
頭の切り替えのため、アバウト料理を続けてみたいと思います。