Kindleで本を読むときに、
「覚えておきたい部分をマーカーするかどうか」
で迷っています。
というのも、つい最近までは、マーカーをひいていたのですが、「覚えておきたい部分」だけにマーカーをひくと
・覚えておきたい部分が「チープ」に感じる
と思い始めたからです。
そういえば、高橋一生さんもTVでこんなことをお話しされていました。
A-Studio 高橋一生 2017 1月20日 投稿者 Haruka--3
子役時代に山田洋次さんが印象的だったというエピソードで、
オーディションに行って、渡されたプリント(台本)の自分の役の部分について、山田監督にこう言われたそうです。
山田監督:「あれ、一生くん線(自分のセリフにひくマーカーのこと)ふってないね。」
高橋一生:「ぼく線ふるのやなんです。他のセリフが見えなくなるから。」
山田監督:「ぼくはそれに、賛成。」
これに似た感覚なんだと思います。
要するに、そもそもマーカーをひくのはなぜかというと、書いてある観点を、今後身につけたいな、習慣にしたいなと思うからです。
それを、標語のように目立たせるよりは、
・その背景もいっしょに読むと、もっと自分に「はいってくる」から
なんでしょうね。
で、その代わりにどうやっているかというと、
「覚えておきたい部分の、出だしの接続詞の部分に、マーカーをうつ」
「要するに」とか「つまり」という、出だしの部分にだけマーカーをうっておきます。
すると、
「ここ、大事だから前後を含めて読まなきゃだめよ。自分」
というサインになります。
すなわち、その前後も読むことを自分に課しているわけですね。
「覚えておきたい部分」だけに線をひくより、読むのに時間はかかってしまいますが、心に響かない読み方をしても時間の無駄になるので、しばらく続けてみようと思います。